マインドマップを使ったカウンセリング

マインドマップ

5年ぐらい前から、マインド・マップが好きで、
自分自身の考えを整理したり、
企画書を作成する前のブレストに使ったりしている。

ここ数年は、このMindNodeがお気に入りで、
あまり手書きすることがなくなっているんだけど、
やはりマインドマップで考えると吐き出せた感が違う。

僕は若者に対する仕事や生活の悩みを聞く、
カウンセラーのようなことをしているんだけど、
大抵、相談の時にPCを持ち込んでいて、
相談者が同時に多くのことを考えすぎて混乱しているときは、
このMIndNodeを立ち上げて、課題ややるべきことを整理し、
それをプリントアウトして渡したりしている。

その時にマインドマップという思考整理術も教えるようにしている。

最近、相談者にマインドマップを宿題にすることがある。
何度か相談を繰り返しているけど、
なかなか出口が見えてこないような相談の時に、
こちらでテーマ設定して、やってもらっている。

相談者の特徴なのか、
マインドマップに慣れていない人の特徴なのかはわからないけど、
ブランチ(テーマからの伸びる枝)の数が少ないことが特徴で、
僕は、彼らに質問しながらブランチを書き足し、
カウンセリングから出てきたキーワードを書き足してもらう。
※A4程度のサイズで書き始めてしまうのが失敗の原因だと思うので、
出来るだけ大きな紙でやるようにアドバイスいている。


この営みが非常にいい。

どんどん心の奥に入り込むような感触があり、
相談者も、僕も気づいていないない「思い」が現れたとき、
一緒に「おぉ!」と言っていたりして興奮する。

カウンセリングというよりも、セッションという感じ。

相談者は心の冒険者で、僕はナビゲーターではなく、
心のファシリテーターのような役割だ。

「ここにブランチを5本足してみようか、きっとなんか出てくるから」とか、
「このブランチに勢いがない理由はなんだろう?」
などと相談者を励ましながら、歩を進めていく。

ご本人が承諾してくれいている一例を紹介しよう。

現在、慢性的に体調不良が続いている大学生の相談者は、
過去や現在に捕われがちで、なかなか未来に目が向きにくかった。
そこで「健康になったらやりたいこと」というテーマで
マインドマップを作成してきてもらうことにした。

やはり、この方もブランチの伸びが2〜3階層目辺りまでしか伸びていなかった。
そして、伸びのいいブランチのすべてがインプット系のやりたいこと、
という特徴があった。

一通り、作成してもらったマップで、
質問と説明という作業を繰り返す。
勘のいい相談者は、重要なキーワードを自分で書き足していく。

そして最後に、
これは「やりたいこと」を吐き出すことがテーマなので、
もっとアウトプット系のブランチを広げて行こうと提案。

そこで先ほどの
「ここにブランチを5本足してみようか」である。

人の脳は、不足した部分を埋めようとする特性がある。
だから、埋まっていないブランチを立てれば、
脳が勝手に働きだす。
苦し紛れに書いた他愛のない言葉に、
無意識の自我が隠されていたりするのだ。

そして最後に、2本しかない「やりたいこと」というブランチに、
「もう一本足してしてみよう」と促し、
思考を深める手助けの言葉をいくつか投げかけると、
そこにある言葉が一文字、書き足された。

それは相談者にとって非常に魅力的なものだったし、
僕も興奮するようなプランだった。

ここからは一気に盛り上がり3階層ぐらいまで深まった。
紙の余白がどんどん埋まり、足りなくなっていき、
次回は、この一文字をテーマにマインドマップをしてくるように
宿題を出し、セッションが終了した。

マインドマップを使ったカウンセリング。
僕は、相談者と自分の間に、何かあった方が相談がスムースに行く、
という特徴を早くから気づいていたけど、
このやり方は非常に有効だと手応えを感じている。

同業の皆様、是非、お試し下さい。
また、すでに実践されている方がいらっしゃれば、
アドバイスをしていただければ幸いです。
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