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ひきこもりの子どもにお小遣いはあげるべきか?

お小遣い


ひきこもりの子どもを持つ保護者の相談を、
長い間受けていると、
たびたびこの質問を受けることがある

僕は「お小遣いはあげて下さい」と言って来た。

だけど、「あげ方」についてまだは言及しないできたような気がする。

お小遣いをあげた方がいいというのは、
何か根拠があったわけではなく、
それは仮定として行動範囲を狭めないとか、
お金を使うというコミュニケーションもないよりはましだろうとか、
お金を使わない、人らしい生活から逸脱した生活が、
二次障害を引き起こす可能性があるだろう、
という仮説でしかなかったように思う。

今回、あるひきこもり経験者の方から聞いたお話と、
この間エントリーした、斉藤環さんの『ひきこもりのライフプラン』を読み、
このお小遣い問題は、やはり「あげた方がいい」という結論に至った。

ただ、今回ここで書きたいことは、その「あげ方」だ。

結論から書けば、
「必要に応じてお金を渡すのではなく、毎月一定額を渡す」ことをお奨めする。

人(親)に、お金を無心するっていうことは、非常に情けのない行為である。
コミュニケーションの取れている親子ならいざ知らず、
仮に、上手く取れていなかったら、
もっといえば、親の前では笑わないと決めているとか、
殺してやりたいと思っている親にお小遣いねだるのは、
屈辱的ともいえるだろう。

だからもらわない、という人も多いのだ。
しかし、お金のない生活を斉藤環さんはこういう。

いっさいお金を使わず、ひたすら無為に過ごす生活に陥ってしまいます。


ひきこもりの状態から家を出て、支援の現場に出て来た人と、
何度も買い物に行ったことがある。
自動改札をはじめて通る若者を見た時は感動もしたが、
僕は、彼らを見て「浦島太郎みたいだ」と常に感じていた。

無為に過ごした時間が長ければ長いほど、
社会復帰は困難なものとなるだろう。

そしてもう一点。
今のような世の中になると、
大卒だって無職になる可能性が高い。
若い無業者は学生時代の友人がいたりする。
しかし、友人と遊ぶ約束をしてしまうと、お金を使うことになり、
親にお金を無心しなければならなくなる。

あるひきこもり経験者はこう言っていた。

友人と遊ぶ楽しみよりも、
親からお金をもらう情けなさや、屈辱感が勝ってしまう。


その結果、付き合いの悪い友人と評価され、
誘われなくなったり、自分から会う機会を作らなくなることがある。

孤立化の要因のひとつに「お小遣いがない」ことは大きく影響しているだろう。

ひきこもりの支援をしてきて、
一番支援が困難になるのは、長い間お金を使わない生活に慣れた
なにも欲しいものがない「欲望のない若者」だ。

社会復帰を早めるためにも、お小遣いは一定額を渡すべきである。

最後に、シェアするココロが現在行っている、
全国の地域若者サポートステーションを利用する大卒無業者に行ったアンケートから、
本エントリーに該当する結果をみてみよう。

現在の収入について(有効解答260名)
お小遣い  78人(30.2%)
収入なし 111人(43.0%)

親の経済状態も反映した数字かもしれない。
しかし、そうじゃなかったら、仮に月3,000円でもいいから、
一定額をお小遣いとして渡すことを考えてみてほしい。
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