東京タワーと自民党のセンチメンタル・バリュー

東京タワー
自分で撮ったものがボケボケなのでフリー素材を拝借致しました


渋滞の首都高から見えた東京タワーには「2013」の文字。

やっぱいいなあ東京タワー、と拝むように見上げつつ思うことは、
「うん、スカイツリーより美しい」という意味のない比較。

そう思ってる昭和生まれの方は多いのではないかな?

それもそのはず、できたばかりのスカイツリーよりも、
東京タワーの方が思い出の数が多いんだから当然なのである。

東京タワーには、モスラがまゆを作ったり、遠足で行ったり。
家族や恋人と登ったり。おはようスタジオを観覧したりw
僕らのセンチメンタル・バリューがたくさん宿っているのだ。

しかし今後、同じように、
スカイツリーはどんどんセンチメンタル・バリューを宿し、
残念ながら「やっぱ東京タワーってしょぼいよな」が多数派になっていくだろう。
しかも、信じられないぐらい、ものすごいスピードで。

人口自然減、過去最多の21万2千人 2012年

これは元日に届いたニュース。
人口減少社会という認識は持っていたものの、こんなスピード感だったとは驚きである。

ちょっと調べたら、
東京都の文京区や荒川区の人口がそっくりこの1年で、
この日本からいなくなってしまったことと同じである。

僕は、センチメンタル・バリューが大きな「民意」として、
この国を動かしているんじゃなないかと、なんとなく思ってる。

今回の選挙で、なんとなく自民党支持者と話してると、
しいて言えば「強い自民党」みたいな曖昧なセンチメンタル・バリューで、
投票行動を起こしているような気がしてならない。

逆に、自民党に対するセンチメンタル・バリューを持ち合わせず、
ましてや、「経済成長」なんて言葉がまやかしのようにしか聞こえない若者が、
選挙に行かなかったのではないか。

或いは、その「経済成長」を自分事として感じた20代が自民党に票を投じた。
※出口調査では自民支持者が20代と50〜70代が多かった。

自民党にセンチメンタル・バリューを持たない有権者は、
にわか仕立ての政党にもなんのバリューも見いだせないまま、
なんらかのキーワードに引っ張られるように投票行動を行い、票が割れた。

そんな選挙だったんじゃなかったのかな、と。
センチメンタル・バリューというフィルターを通し、
東京タワーと自民党を重ね合わせながら、
スカイツリーとなるはずだった民主党について考えてみたりした。

言えることは、ある共通のセンチメンタル・バリュー(民意)を抱いている世代が、
東京都一区レベルの単位で消えいていっているという事実。
これがいったい何を引き起こしていくのか?

僕はこの人口減少に歯止めが効き始めた”ほどよい”世代のために、
何を無くし、何を残すのか。
そういう動き、議論をはじめるべきなんじゃないかと思う。
それこそが「責任」なのではないか。
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