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大学進学組が大学に抱くような期待感を、就職組は社会や企業に抱いていない。高卒就職に希望を持てる社会を目指そう。

研究会

単発講師の50分1本勝負

主に公立普通科全日高校で就職希望者に特化したガイダンスやワークショップ、講演会など、前職を含め約8年ほど取り組んできました。僕はいつもこの業務を、生徒といただいた時間分の一本勝負だと思い、臨んでいます。勝つための工夫もいろいろしていますし、先生方にアドバイスを乞いながら実戦してきました。

しかし、毎回ではありませんが、どうしても寝る生徒が出てしまいます。または、お喋りのうるさい生徒たちにペースを乱され、集中力を欠いてしまうなんてことも…。そんなときは、「やられたあ…ハァ~」なんて、帰りの電車で落ち込んだりしています。

ご依頼いただいた時間が、お昼休み明けの5時間目だからだとか、そんな言い訳はできません。外部の単発講師は、もう二度と生徒には会えないのですから。

自分ごとを他人ごとにしてしまっている生徒たち

ひきこもりの支援を軸に活動してきた僕は、市民の方々に対し『他人ごとを自分ごとに!』というキャッチコピーで、随分と啓蒙活動をしてきました。しかし、就職を希望している生徒を見ていると、自分ごとを他人ごとにしてしまっているんですよね。むしろ、自分ごととして就職という現実を引き受け切れていないと言った方が、的を射ているかもしれません。

自分の講師としての未熟さも当然あると思っているので、反省と自己研鑽は続けているのですが、これは言い訳ではなく、僕の未熟さだけではなく、高卒就職希望者の希望の持てなさが原因なのではないか?と、最近そんな風に考えるようになりました。

それを実感する体験がこの間ありました。休憩なしの2コマ通しの授業というガイダンス。他の教室では、各大学・専門学校から営業の方が来て、学校説明をしています。僕は休憩なしの説明をちゃんと聞いてなかったのと(^^;; 生徒たちのダレたムードを見て、休憩を入れることにしました。

当然、僕が息抜きに廊下に出ても誰も廊下に出て来ません。あれ?やっちゃったなあ、と思いながら、いい機会だから、他の教室の様子を見て回ることにしたんです。実は、講師が他の講師を見れることはほぼないので、これが初めてのことでした。

大学進学組の生徒の目は輝いていた

その階はすべて大学の説明会でしたが、寝ている生徒は1人もいませんでした。「おいおい、なんで俺の教室だけ寝ちゃってるんだよ」と思いながら、講師の説明のスタイルを観察すると、どこもA4の学校案内を手に持ち、パラパラと捲りながら、たまに黒板を使う講師の方もいらっしゃる。全体的に事務的な印象の説明をしています。

う~ん、声の張りだって、ユーモアだって、パワポのわかりやすくポップな資料だって、間違いなく俺の方が上だろうと思いましたよ。(すみません、言葉遣いが徐々に悪くなっています)それにも関わらず、生徒は食い入るように講師の話を聞いています。

僕は生徒の瞳の中に「希望」を見たような気がしました。みんな憧れの大学、学生生活に希望を持ち、キャンパスライフを謳歌する未来の自分がアタマの中で走り回っているようです。

チャイムが鳴り、自分が担当する教室に戻りました。もちろん、そこにも目を輝かせて食い入るように僕の話を聴く生徒もいますが、やはり寝てしまう生徒が数名。寝てしまっている生徒の頭の中では、社会人になった自分をどんな風にイメージしているのでしょうか?

非就職希望者の「非」を取り、就職希望者へ

会社を起業した5年ほど前に気づいたことがあります。就職希望者のためのガイダンスを依頼されながら、彼らは全員が就職を希望しているわけではないということを。よって彼らの一部は、非就職希望者なのです(この割合が学校によって違う)。僕はいかにしてその「非」を取り除き、就職に希望を持ってもらえるかということを根底に、カリキュラムを組み立てて来ました。でも、僕は魔法使いではないわけで、それもなかなか難しい生徒がいます。

2年前のこと。バイターンで、アパレルのショップ定員の研修に行った3年生の女子生徒が4名いました。彼女たちは、遅刻も多く、授業中、ノートも取らず、寝ていた4人でしたが、ショップ定員になれるかもしれないとわかった途端に、彼女たちの授業態度が、担任が驚くほどに豹変したのです。まさに、魔法がかかった瞬間でした。

卒業という社会との接続ポイントに希望を灯すということが、生徒に与えるポジティブな影響を痛感し、教師や市民、私たち大人が生徒に対して希望を与えるのは、大人の義務なのではないかと思ったエピソードです。高卒の就職に、生徒たちが希望が持てる就職活動の実現。僕の考えるバイターンとは、中小企業が生徒に大学の4年間では学ぶことが出来ない、かけがえのない社会勉強ができる希望の時間を与える取り組みだと考えています。

以下のイベントを開催致しますので、是非、足をお運びいただき、皆様と共に、バイターンの可能性を広げていければと思います。

第二回困難を抱える若者のキャリア形成・雇用創出支援研究会(仮称)~普通科課題集中校における中間的就労支援について~

困難を抱える若者のキャリア形成・雇用創出支援のまさに肝となる、普通科課題集中校における中間的就労について、学校教育の現場の立ち場から、コミュニティ経済を考える行政の立ち場から、また、人材確保やマッチングの視点の企業の立ち場から、研究者も交えて考える第二回目の研究会の開催の日程が確定致しました。まだ、タイトル等は未定なのですが、前回の学校内での居場所を考える、神奈川県立田奈高等学校の田奈Passを発見/誘導/支援として捉え、その先にある出口/定着支援として有給職業体験プログラム・バイターンを軸に、様々な可能性について意見交換の場にしたいと思います。

日 時:平成26年7月31日(木)18:30~(2時間半~3時間を予定)
場 所:さくらWORKS関内
    神奈川県横浜市中区相生町3−61泰生ビル2階
登壇者:(以下敬称略)
    横浜市立大学 影山摩子弥
    横浜市政策局 関口昌幸
    神奈川県立田奈高等学校 中野和己
    神奈川県立田奈高等学校 金沢信之
    株式会社クレヴァー代表取締役 畠山翼(バイターン受入れ企業)
    株式会社シェアするココロ 石井正宏
定 員:60名程度
参加費:無料
申 込:FBでイベント頁を立ち上げますので、そちらに参加表明していただくか、info@sharecoro.comにメールでお申し込み下さい。
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