就労支援現場で施設長をしている臨床心理士さんへ

とある就労支援機関の終礼。
その日来所した方々の気になる点や変化成長が共有され、
次回来所時の注意点や支援方針も語られる場です。

その日、僕がある方の気になった点と支援方針を伝えると、
心理系のスタッフが「それ、なんか怖いです」と言いました。

この一言で終礼の場の空気が変わりました。

「それをすると何か怖いことが起こる…」
という恐怖心が他のスタッフに伝染したのです。

この発言自体、もう少し責任を持った物言いにするべきだとは思いますが、
僕はそれを責めるのではなく、
この一変した空気がなんなのかを共有しないと、
キャリア系と心理系が同居するチームとして不味いなと思い、
僕は自分の気持ちをほんの少し語りました。

要するに、僕らキャリア系スタッフには見えていないものが、
心理系スタッフには見えていて、それを「怖い」と言っちゃう。
そう、背後霊が見えちゃう友人のように怖いんです、それ。

臨床心理士をはじめとした心理系のスタッフたちの発言に、
キャリア系スタッフは単純にビビっている
んですよね。

このビビリをこれまでキャリア系のスタッフは、
誰も表明して来なかったんじゃないかな?
僕はちゃんと言いますよ、「君たちは怖い!」
何気ない発言がキャリア系スタッフを凍りつかせているんです。

そのビビリをキャリア系スタッフがぐっと飲み込むことで場の空気が変わる。
その空気が敵対心や不信感を生んでいるんです。

そして、ただ心理系であるというだけのスタッフの
「なんか怖いです」が場の空気を一変させる力を持っているわけですから、
そこに役職という権力が付いたらどれだけ怖いか…。

特に現在のようなキャリアの浅いスタッフが多い就労支援業界では、
恐らく誰も反論できないのではないでしょうか?

就労支援の現場で活躍する臨床心理士をはじめとした心理系スタッフは、
どうかこのことに自覚的になってほしいなと思います。

そしてベテランスタッフや理事長なんかも同じことを意識するべきです。
かくいう僕もベテランスタッフで社長なので気をつけなきゃだと自戒したいと思います。

心理の目とキャリアの目、
或いはベテランの目と新人の目、更には男の目と女の目などがあって、
僕らは彼らを自立に導くという仕事をしているんだと思います。
どこかの、目に強く偏らず、お互いの目線を尊重しながら、
今日もいい仕事をしましょう。
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