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「子ども動物女子」〜職業観とコミュニケーション・スキルと社会(大人)への期待感の低い女子生徒たち〜

「子ども動物女子」っていうのは、
僕が学力課題集中校と呼ばれる高校で、
3年間相談員をやってきて感じるひとつの実感をもとに、
僕が勝手に名付けたあるタイプの女子高生たちのこと。

「子ども動物女子」っていうのは、
将来やりたい仕事が、子どもに関係したものか、
動物に関係したものを希望する女性生徒のこと。

まあ、女子高生にはその2つは人気があるよね、
ってことだけじゃない裏理由があるという実感が僕にはあって。

この前、先生たちにその実感を伝えてみたら、
目からうろこ的な反応があったので、
今日はちょっとそのことについての検証も含め、
書いてみたいと思います。

まず、高校3年生がどの程度の職業理解が進んているのか?
ってことなんだけど。

職種と業種の違いもわからなかったり、
当然のことながら、あんまり社会のことなんか知らないわけです。
だから、この無知さを補うために進学を選択する、
と言っても過言ではないのではないでしょうか。

そういう形で進学する生徒たちも心配なのですが、
とりあえずここでは、進学する生徒たちはいい、ということにし、
進学したくても出来ず、就職を選択せざる得ない生徒について考えます。

さて、何がしたい?将来の夢は?
なんて言ったってなんにもないわけです。

何も浮かばないなか、好きなもの、苦手そうなものを取捨選択していくと、
「子ども」と「動物」が残り、それを拙い職業イメージと結びつけると、
「保育士」と「ペットトリマー」や「ペットショップの店員」が、
朧な職業イメージとして浮かび上がってくるわけです。

ここまでは普通で、
何も「子ども動物女子」なんて言い方しなくてもいいわけなんだけど。

「子ども」と「動物」を希望する生徒は、
「子ども」と「動物」が好きだから希望し、
子どもと上手に遊べた、ペットを飼って可愛かったなど、
少なからずの成功体験に紐づけて希望をしています。

ここがポイントなんだけど、
子どもと遊ぶのも、ペットと戯れるのも、
当然のことながら大人っぽいコミュニケーションが発生していないんですよ。

「子ども動物女子」は、
「大人」や「同世代」のコミュニケーションに不全感をもった生徒たちが多く、
「大人」や「同世代」の中での成功体験が何ひとつなかったりする。

そこに飛び込む息苦しさから逃れるために、
「子ども」と「動物」を選んでいるな、と。
申し訳ないけど、これはドンピシャなわけです(言わないけどね)。

しかし、保育士という職業は、子ども対応と同じぐらい、
保護者や同僚=大人対応があり、動物も動物と同じぐらい人対応があるわけです。
でも、このことにすら気づいていないのが「子ども動物女子」です。

この、あまりにも浅い職業理解が、
大人から見たら明らかに行き詰まってて非常に不安になる点であると同時に、
この生徒の拠り所である「子ども」と「動物」を取り上げたらどうなっちゃうのか?
という心配をしてしまう、それが「子ども動物女子」です。

キーワードは「職業観」「コミュニケーション・スキル」と「社会(大人)への非期待感」です。

僕が、そのような生徒と会うのが、3年生の進路選択の時期である6月とか。
どうして、高校では「職業観」「コミュニケーション・スキル」と、
「社会(大人)への非期待感」を醸成できていなかったのか、というのは高望みで、
よく中退しないでここまで踏ん張って来たなあ、というのが学校の事情が見えてきた、
3年目の僕の感想です。

そして、「子ども動物女子」は全国に物凄い数がいるのではないかと想像するんですよ。
言い方はともかく、なんとなくいるよね、
しかし何も対応がされていない生徒層を「子ども動物女子」というセグメントをすることで
見えてくるものがあるんじゃないか。

そして、その他にも気になるセグメントが僕の中にはあるんだけど、
明らかに先生たちと異なる視点で感じているので、
何らかの形でフィードバックし、ソリューションモデルを考えていきたいと思います。
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