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40代以上の無業者&ひきこもりの方の4つの自立モデルについて。

前回の「40歳以上のまとまった職業経験がない方々がいることを社会は前提としていない。
〜失業者支援と無業者支援について〜」
が、以外と反響がありました。

この話は、過去記事の「ひきこもり ~みんなが知ってる隠しごと~
と、僕の中では繋がっていますんで、是非未読の方はお読み下さい。

わかっちゃいるけど、どうしようもないこととして、
臭いものに蓋をし続けてきた僕らだけど、やっぱここらでしっかり考えようよ、
という問題定義を、反省もしつつしているつもりです。

しかし、前回の尻切れ蜻蛉的エンディングでおわかりのように、
僕にも決定打があるわけではないですし、
試行錯誤はあるものの、これといったエポックメイキングなものは生まれていません。

まだまだ情報やデータがあまりにも不足し判断材料がないので、
まずは実態調査からという意見もあります。

僕が約10年以上前に30代後半の方の相談を受けており、
その方々の大半がまだ支援に繋がっていないと思われることと、
自殺と同じで、相談に現れるケースは氷山の一角だということを考えると、
深刻な自体になっていることは疑う余地がありません。

前回のエントリー後のSNSでのディスカッションで、
以下のゴールイメージが持てましたので、
ここで書きながら、あらためて整理してみたいと思います。
40代以降の無業者の方々の自立モデルとして考えられるものは、
以下の4パターンだと思います(④自立でも解決でもありませんが…)。

①親の資産系
②生活保護系
③就労系
④その他


①親の資産系
これは、親の資産を現金化して生活を繋ぐ方法です。
前回も紹介した斉藤環さんの「ひきこもりのライフプラン」がこれです。
しかし、一体こういうことが出来る人、資産持ちがどれぐらいいるのでしょう?
また、責任を世帯に帰結してしまっていいのか、という意見もあります。
いずれにしろ少数派なのではないでしょうか。

②生活保護系
親の資産に頼れない方が行き着くのが生活保護になるでしょう。
ただし、社会情勢的には“締め付け”になっているので、
長期間社会と隔絶して生きてきたひきこもりの方が自力で受給するのは至難の業でしょう。
また、生保はすべての財産を失って一文無しにならないと受給できないので、
売れる家や資産価値のあるものを所有していては受給できません。

ひょっとすると①で得た財産を使い切った後に、②になるケースもあるかもしれません。
しかし、簡単な手続きではありません。
生活保護運用の規定の変更等がなければ、ハードルはかなり高いのではないでしょうか?

③就労系
②の方が増加すると国の財政を圧迫するので、できるだけ社会保障を受ける側から、
支える側に回ってもらえるルートを作るべきだと誰もが考えるでしょう。
僕は福祉的就労から一般的就労への中間的就労モデルを当てはめて考えてますが、
そもそもの議論の足場として、雇用を創出しなければなりません。

40代以上で社会経験のほぼない方が出来る仕事で、
しかも雇用してくれる企業があるのでしょうか?

この出口を設定できないことが「先送り」の最大の原因と言ってもよいでしょう。
考え方としては②で保障を受け続けるよりは、
ここに社会的投資をした方が結果的には得をするという考え方です。

しかも勝算を持てるソリューションが求められますので、
モデル事業から始まり、
雇用助成金等、受入れ企業のメリットを最大限作らなければならないでしょう。

話が一足飛びになってしまっていますが、彼らと支援者がどう出会うのか?
そしてどのような場所=支援機関に出てきてもらうのか?(出なきゃダメなのかも含め)
福祉的な就労に付く前の体力の回復や、対人関係のトレーニングを誰が担うのか?

やはり③のイメージを考えれば考えるほど気が遠くなります…。
気が遠くなった意識の中で藁をもすがる気持ちで考えると①になり、
資産がなければ②を発想するでしょう。そうやって③が考えられないまま来ているんですよね。
しっかり向き合うと、なぜ先送りされてきたのかが見えてきます。

④その他
今回のSNSでは出て来なかった意見で、僕も翌日の朝、布団の中で考え暗い気持ちになり、
前回のつづきのブログを書かなくては思ったのがこの④のその他です。

その他には「自殺」や「心中」、「孤独死」が入るでしょう。

①〜③という解決策になんの望みもなければ、④を考えるでしょうし、そうなると思います。
そして、今がその“なんの望みもない"状態なのです。

議論をはじめましょう。社会問題化しましょう。
議論には博打のような望みがあります。

でも恐らく望みを感じるであろう多くの当事者の方は、
②へのスムーズな接続に望みをかけるのではないでしょうか。
酷かもしれないけど、僕が望む議論はやっぱり③への接続を議論し考えたいのです。

ここがこの仕事をしていて凄い難しいところなんだけど。
③の方が幸せじゃんて思うんですよね、僕は。
でもこれって僕の価値観の押し付けでもあるんですよね(ですかね?と…)。


結局、前回同様、ここまで書いておいて、
これかよ的な落としどころのないエントリーになってしまいました。

でもまた、これに対する意見やお叱りが次に繋がるんだと思うんです。
最近良く使うメタファーですが、最初のドミノを誰が倒すか。

でも今、誰かが押してもパタパタとは倒れないと思います。
それは社会的なコンセンサスが得られていないからです。
まず議論を始め、コンセンサスを作りましょう。

前回のエントリーで、NPO法人育て上げネットの工藤理事長が言っていて名言だと思ったのは、
「ソリューションなき制度化は混乱を生むだけ」まさに。
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