夜の卒業式が素敵過ぎだった件。

僕が相談員をさせていただいている高校の、
卒業式に出席させていただいた。

今年で2回目の涙だった。
ここしか知らないけど、
ここのほんと泣ける温かな卒業式だ。

そして今年は、
先生方による、夜の卒業式にも出席させていただいた。

そこは先生方の聖域なので、
と実は遠慮したんだけど。
この学校のチームの一員としてお誘いしていただけたことが嬉しく、
お言葉に甘えさせていただいた。

今回の33期生を担当された、
担任の先生方(担任団と呼ぶらしい)の話は、
とても感動したし、
担任団を支えていた生活指導の先生や、
途中で離任された先生の話など、
どれも涙を誘う話ばかりだった。

ここに笑いの散りばめ方が絶妙なのが、
この学校の夜の部なんだけどね。

僕は素直に思った。
「こんなに感動的な職場があるだろうか?」
「先生って、本当に素晴らしい仕事だな」と。

当然、外部の僕が知らない、ご苦労や気苦労も多いことだろうけど。
そういうものも水に流れるのが、
この卒業式ってものなんだろうなと想像する。

僕は、教師という職業を嫉妬する思いで、先生方の話を聞いていた。

特に、担任団の先生方が口を揃えていう「担任っていいですね」という言葉が、
しみじみと胸を打ったし、

それは、来年度からはじめて担任を持つ新人の先生方への
励ましとなっていた。

丁度、僕の隣の席の若い女性の先生が、
来年度からはじめて担任を持つことが決まっているらしく、
期待と不安はどっちが大きいのですか、と聞いてみた。

「この学校だから期待が大きいです」と、笑顔でお答えいただいた。

それは、夜の卒業式のムードそのものの、笑顔だった。

先生方の挨拶で心に残ったものをご紹介したいと思う。

1年生を迎える前に、生徒がいた中学校に行き、
引継ぎのようなことを自主的にしているという。

その時に、中学校の先生から言われた一言が忘れられないという。

「中学の先生が、あの子は中学校で一度も主役になれなかった子なので、田奈高校では是非主役になれるようお願いしますと言われ、自分の仕事は切り捨てることではなく、引き上げることなんだと自覚した」

この言葉は、この間のエントリーで書いた、
モーニングコールをしていた先生の
「切り捨てるのは簡単なことですか」と重なる。

そして、生活指導の先生が言ってた言葉。

「今日は中退した◯◯(生徒のフルネームを噛みしめるように)や、◯◯、◯◯が来てました。そして、学校の外では◯◯がバイクで走り回ってました。今日はあいつらにとっても、卒業の日であり、あいつらなりにケジメを付けに来てるんだと思う」

生活指導という立場をおもんぱかると、泣けたなあ。
これを書きながらも泣けてくる。

こんなに素晴らしい、情熱を持って仕事をしている現場には、
全然スポットが当たらず、
ほんの一握りの不祥事だけがクローズアップされている。

この人たちの心が折れず、
頑張ってこれているのは何か?

生徒がいるからだ。

夜の卒業式。
こっそり生徒たちに見せてやりたいと思った。
おまえらのことをここまで考え、
涙を流す大人たちが、
おまえたちにはいるんだぜって。
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