読書感想

人前で話すときに絶対してはいけない基本姿勢 〜『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』ジェレミー・ドノバン(読書備忘録)〜

昨年は起業以来、もっとも多くの講演依頼をお受けした年になりました。なかなかいいフィードバックも頂いたのですが、自分としてはまだまだかと反省しています。

もっと導火線に火を点けるような、行動に駆り立てる衝動を提供しないと、自分たちの掲げたミッションを達成出来ないと思っていますし、もっと上手に「論理的事実」を整理し、そこにピッタリと合った「感情に訴えるストーリー」を話せば、もっと大きなウェーブを創り出せたんじゃないかと思うんです。

そこで、今年は話し手として、もう一段高いステージを目指したいと思っています。そのステージがTEDになることはないと思うのですが、特に短い時間の講演の満足感が自分的に低いのと、さらに短いスピーチでは、自分の緊張が解れる前に舞い上がったまま終わってしまうという弱点を克服したく、プレゼン時間が18分のTEDのプレゼンターたちのスキルを解説した『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』ジェレミー・ドノバンの本を手に取りました。

内容的には、(私の勉強不足だけかもしれませんが)誰も教えてくれなかった目から鱗なノウハウが満載でありながら、それでいて納得感の高いものが紹介されていると思います。しかし、英語圏ではいいけど、日本ではどうかなと思うものも一部ありました。例えば、オーディエンスに対しては「皆さん」や「あなたたち」ではなく「あなた」にしなさいとか、ジョークに関する記述などですが、「あなた」にする理由は聴衆との距離を縮めることというコンセプトには納得感があり、さて自分(日本)ならどうしようと考えるキッカケとなりました。

今日はその中から、プレゼンや講演などをしない人にも有益な情報だと思う身体コミュニケーションについて紹介致します。

皆さんは人前で話をする時、手はどうしてますか?僕はギターがなくて手持ち無沙汰という勝手な理由で、胸の前辺りで両手を合わせているのですが、本書はこんなアドバイスをしています。

「覚えておいてください、つねに両手を腰より上げた状態で大切な誰かと会話することなんてできません。なぜならそこにバリアが生まれてしまうからです」

なるほど。そういうえば僕の心の憶測には舐められないようにしようとか、自分のことを馬鹿にしている人がいるんじゃないかなど、どこかに緊張から来る敵対関係になるような感情が潜んでいたかもしれません。本書では、自然に手を下げた、親しい友人と話すようにするべきだとあります。TEDを、観たことのある人なら感じていると思いますが、聴衆とプレゼンターのコミュニケーションが非常に大切に扱われているんですよね。

さて、皆さんは本書のいう、下記の「絶対にしてはいけない基本姿勢」をしていませんか?

・局部を隠すような姿勢:両腕を隠下ろして、身体の前で組んでいると、自信がなくておどおどしているように見えます。
・ポケット:ポケットに手を突っ込んでいると、無気力で関心がないように見えます。
・休めの姿勢:両腕を下ろして、身体の後ろで組んでいると、何か隠しているんじゃないかと勘ぐられます。
・腰に手:腰に手を当てていると、挑戦的で傲慢な態度に見えます。
・腕組み:腕を組むのは、何かを拒否するような挑戦的な態度です。

このようなことを鵜呑みにする必要もないと思いますが、ノウハウを知ることで、まだまだ自分自身の行っているコミュニケーションやプレゼンテーションに改善の余地があることを知ることで、どのような自己研鑽をするべきかわかったことが収穫です。人前で話す機会のあるすべての人にお勧め致します。

TED Talks in Japanese | Translations | TED.com
『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』ジェレミー・ドノバン
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